オフラインの求人開拓:新聞
「時代に逆行することも差別化の1つ:デジタル時代にあえてアナログ」のページで、インターネットだけが転職活動のツールではない、というお話をしました。
ここでは、ネット以外の求人媒体の1つ、新聞について採り上げたいと思います。
新聞の特徴
最も歴史の長い求人媒体と言って良いでしょう。
インターネットの普及で掲載件数はかつてに比べてかなり減っていることは事実です。
しかし、企業は高額な広告料を支払って求人を掲載するだけに、質の良い求人が比較的多いことが魅力です。
率直なところ、新聞だけで希望の転職を実現しようというのはかなり難しいと言えるでしょう。
でも、業界や職種によっては魅力的な探し場所となる可能性はありますし、求人が少ないからこそライバルはノーチェックかもしれません。
最初から検索対象から外さないで、一度はしっかり検討してみることをお勧めします。
新聞の種類と特徴
全国紙
全国を対象として発行される新聞で、朝日、読売、日経、毎日、産経の5紙があります。
全国を対象にした求人と、地方版には各地方の求人が掲載されます。
求人の掲載は日曜日が多いですが、他の曜日にも掲載されることがあります。
(※地域によって異なるのでご確認下さい)
5紙の中でも求人数が多いのは朝日、読売ですが、朝日はマスコミ、医療など専門系の求人が多いのに対し、読売は飲食などサービス系の求人が目立つなど、各紙の特徴があります。
地方紙
大きく分けると、複数の府県にまたがって広域で発行されるブロック紙と、特定の府県でのみ発行される県紙があります。
ブロック紙は北海道、中日、西日本の3紙です。
県紙についてはここでは列挙しませんが、全国紙、ブロック紙も含め、全国の主要な新聞は下記サイト中の一覧で確認が可能です。
地方紙は、地元案件が数多く掲載されるため、地域によっては全国紙以上に重要な媒体です。
英字新聞
外資系企業や英語必須の仕事では、英字新聞のチェックも欠かせません。
代表的なものは、The Japan Timesです。
業界新聞
特定の業界に特化した記事を掲載する新聞です。
発行部数は数百部~数十万部まで様々で、発行頻度も日刊~月刊まで各紙で異なります。
求人の掲載頻度は多くなく、わざわざ転職活動のために購読する人はほとんどいないでしょう。それだけに、希望業界の業界新聞で良い求人を見つけられた時は大きなチャンスになります。
主な業界新聞は、下記サイト中の一覧で確認が可能です。
新聞の求人のチェック方法
今は新聞を購読しない家庭も少なくない時代ですが、自宅で購読している新聞をチェックしてもそれだけでは不十分です。
かと言って、転職活動のためだけに何紙も購読するのはナンセンスですね。
新聞の求人チェックは、最寄りの図書館に足を運んで行いましょう。
各紙の求人掲載日や求人掲載数、掲載求人の種類などを確認し、できるだけ毎週チェックするようにしたいところです。
なお、ウェブサイトでも求人情報を提供している新聞も少なくないので、媒体によってはそちらでの情報検索で代えることも可能です。
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