転職活動をルーチン化せよ:活動量と内容の安定が成果へのカギ
毎日の活動が最終的な成果を決める
転職活動を行う人のほとんどが、行き当たりばったりであると言っても過言ではありません。
「○月頃には転職していたいなぁ」といった漠然とした腹積もりはあっても、週単位や日単位で活動内容を決め、実行している人はほとんどいないでしょう。
もちろん、転職活動というのは応募先やライバルなどに左右されるものであり、自分だけで完結するものではないので、すべてが計画通りにいくはずはありません。
しかし、少なくとも自分がコントロールできる範囲においてはできるだけ活動内容をルール化しておかないと、成果を引き寄せることはできません。
特に応募書類を完成した後は、日々出てくる応募先をいかに効率的に漏れ無くチェックし、いかに数多くの企業に応募書類を確実に届けられるかの勝負です。
そこで行き当たりばったりの活動をしていると、以下のような状況に陥ります。
- 時間が取れる時、やる気になった時にはまとめて取り組むが、忙しい時や気乗りがしない時には手を付けない
→がんばっているようでいて、トータルでの活動時間は思ったほど伸びない
→活動していない間に求人応募をし損ねている(時間的ロス)
- お気に入りの求人サイト等、一部の場所しか求人をチェックしていない
→チェックしていない場所の大量の求人を見落としている(開拓場所ロス)
書類完成後は曜日単位でルーチン化する
逆に、
- 毎日行う作業をあらかじめ決めておく
- 1週間の中にバランスよく作業を割り振る
ことによって、その日その日にやるべきことが明確になり、トータルでの作業量が確保でき、かつ偏りなく満遍なく求人をチェックすることができます。
つまり、「曜日ごとに行う作業を決める」ことが、成果の最大化のカギなのです。
たとえば、下記のような感じです。
月曜日 | 公的系求人サイトのチェック |
---|---|
火曜日 | 独立系求人サイト/ポータル系求人サイトのチェック |
水曜日 | 検索エンジン系求人サイトのチェック/人材紹介会社に電話 |
木曜日 | 公的系求人サイトのチェック |
金曜日 | 独立系求人サイト/ポータル系求人サイトのチェック |
土曜日 | 検索エンジン系求人サイトのチェック |
日曜日 | 新聞求人欄のチェック(図書館)/求人誌の回収・チェック |
もちろん、急な仕事や用事が入ったりすることで常に予定通りにいくとは限りませんが、このように日々の活動をルーチン化しておくことで、応募活動のロスは最小限に抑えることができます。
そして、遠からず大量の面接が入り始めて、面接をうまくスケジューリングする段階に移っていくことになるでしょう。
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