エピソードの詳細を書き尽くす
分量を気にせず情報を出しきる
およその骨格が固まったら、そこに肉付けをしていきます。
しかし、ここでもいきなり完成形を求めることはしません。
つまり、最初から1枚にまとめようとせず、エピソードを徹底的に詳しく書き、情報を出し切ることに専念します。
最初から1枚にまとめようと考えると、1枚を埋めたことで満足してしまい、本来は盛り込むべき情報が抜け落ちてしまう可能性があります。
まずは分量を気にせずに(=多めに)書き尽くし、その後で情報を取捨選択し、スリム化していくことで、本当に重要な要素だけを残すことができるわけです。
何枚書かないといけない、ということはありませんが、下図のように3枚でも4枚でも書けるだけ書いてみて下さい。
「え~、そんなに書けないよ」
と思うかもしれませんが、分量の制約が無く、詳しく書き出すことに専念すれば、意外なほど分量が書けることに気づくはずです。
目安としては、なるべく2枚以上の分量を書き出したいところです。
事実に沿ってストーリーを書き出す
自己PR文を書くのが難しいと感じる原因の1つは、「自分の考え」や「自分の良さ」を自分で語ろうとしてしまうことにあります。
カッコイイこと、評価されることを言わないといけないと思うから難しくなるのです。
あなたがすべきことは「エピソードの紹介」です。
つまり、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どうした」のか、過去の仕事上の出来事を事実に沿って、順を追って書いていけば良いのです。
だったら難しくないですよね??
あなたの良さが最もよく出るエピソードを選んでいるはずですから、そのエピソードを詳しく書くだけで効果的な自己PR文になるはずなのです。
また、この段階では、うまい文章を書こうと思う必要もありません。
まだあくまでも「素材」の段階だからです。
「味付け」は素材を料理する時に考えればOKです。
あなたの持っている素材をありのまま披露して下さい。
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