職務経歴書パート別解説:職務経歴のレイアウト(キャリア式)
時系列にこだわらないキャリア式
時系列にこだわらずに、職種や業界、プロジェクトごとなどに経験やスキル、業績などを書いていくスタイルです。
※ここでは時系列式・逆時系列式以外のスタイルを「キャリア式」として一括りにしています。様々なパターンがあり、下記はそのごく一部です。
サンプル1
職種・分野で分類し、記載した例です。
サンプル2
同一職種の中の経験業務を分類・記載した例です。
サンプル3
担当プロジェクトごとに記載した例です。
キャリア式の特徴や注意点
キャリア式のメリット
時系列にこだわらないので、自分の都合の良いまとめ方・切り取り方ができることがキャリア式のメリットです。
それによって、スキルレベルや経験値などをアピールしやすくなります。
キャリア式のデメリット
記載されている職務経験の時期や順序がわかりづらくなるのがデメリットです。
転職や異動の流れ、能力の成長過程などを、時系列で追うことができなくなります。
キャリア式が向いている人
- 転職や異動で多くの職種や分野を経験して、キャリアがイレギュラーになっている人
- いくつもの業務・プロジェクトに並行して従事している人
など、(逆)時系列で書くと職務経歴をうまくアピールできない人が向いているスタイルです。
キャリア式で記述する際の注意点
キャリア式では、時系列にこだわらず自分の都合の良いまとめ方・切り取り方ができます。
しかし、どのようにまとめ、切り取るのが最も効果的なのかは十分検討する必要があります。
「自分のキャリアを最も魅力的かつわかりやすく表現するには」
「自分のアピールポイントに焦点を当てるには」
どうするのが良いかよく考えましょう。
なお、(逆)時系列式の中にキャリア式の要素を採り入れることで、「良いとこ取り」をすることも可能です。
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