職務経歴書パート別解説:抽出・未来パートの活用事例
未来をわかりやすく提示する
職務経歴書は、過去の職務経歴を詳しく伝えるための書類です。
しかし、その本当の目的は、そこからあなたを採用した場合の「再現可能生」や「貢献可能性」を読み取る(あなたにとっては「読み取ってもらう」)ことにあります。
つまり、「過去の事実」から「未来の可能性」を伝えることが、職務経歴書の真の目的ということになります。
そこで、単に過去の事実を記載するだけでなく、あなたの方から「身につけているスキルや経験など」を抽出し、「未来の可能性」の根拠として提示してあげることで、採用側にあなたの採用メリットをより確実に理解してもらうことができるのです。
「未来の可能性の根拠」の抽出・提示の方法にはいろいろなパターンがあります。
以下に主なものを紹介しておきましょう。
サンプル1
文字通り、自分が得意な業務を具体的に列挙することで、同種の業務を担当した時の貢献イメージを具体的に与えることができます。
サンプル2
個々の業務レベルよりも少し高いレベルでの経験・知識の活用を一連の文章で説明したものです。
サンプル3
自分が提供できるものを、スキル(技能・技量)とリソース(資源・資産)に分けて明示したものです。
サンプル4
持っているスキルの種類を挙げるだけでなく、その具体的なレベル・内容を文章で説明したものです。
サンプル5
スキル等の列挙ではなく、自己PRとして自分の強みを一連の文章で説明したものです。
上記以外に、「資格・免許」なども「再現可能生」「貢献可能性」の根拠となりますね。
あなたも、上記を参考にあなたが提供できるものを明示して、採用後の具体的な貢献イメージを持ってもらいましょう。
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