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どんな資格でも必ず一発合格を目指す

あなたは下りのエスカレーターに乗っている

 

資格を目指す人の中には、

 

3回目くらいで合格できれば良い

 

のように言う人がたくさんいます。

 

確かに、社会人は仕事に忙しく、学生のように時間があり余っているわけではありません。

 

働きながら受験勉強を並行して行い、合格を勝ち取ることは簡単ではないでしょう。

 

しかし、試験に落ちた時の予防線としてそのように言っているなら別ですが、もしそれを本気で言っているとしたら考えものです。

「○回で」「○年で」合格するという考え方は、段階を追って知識を着実に積み上げていくイメージをベースにしています。

 

しかし、受験勉強、それも社会人になってからの受験勉強というのは、そもそもそのような性質のものではないことを理解する必要があります。

 

成人の記憶力というのは悲しいくらいはかないもので、時間をかけて少しずつ勉強しようと思っていると、その間にどんどん知識は抜け落ちていきます。

 

まして、普段は仕事に忙殺されているのですから、なおさらです。

 

 

つまり、サラリーマンのあなたが行う受験勉強というのは、静止した階段を一歩一歩確実に上っていくようなものではなく、相当なスピードの下りのエスカレーターに乗って、その流れに逆らいながら上を目指すようなものなのです。

 

そこで「じっくり3回目くらいで」などと考えて取り組んでいると、いつまで経っても目指す合格レベルには達することができず、途中のレベルでうろうろし続けることになります。

 

特に難関資格では、膨大な量の知識を身につける必要がありますから、その分記憶の落下スピードも相当です。

 

合格を果たすためには、激しい下りの流れに逆らって、試験日までに合格ラインの高みまで「一気に登り切ってしまう」必要があるのです。

 

 

どんな資格であろうと、取得すると決めた以上は、必ず一発合格を目指さなければなりません。

 

(※税理士試験のように科目合格制の資格は、それぞれの科目について一発合格を目指すことになります)

 

最初に考え方を間違えると、あなたの資格受験は失敗します。

 

もちろん、一発合格を目指しても、残念ながら力及ばずで不合格になることもあり得ます。

 

一発合格を目指したが結果として○回かかった」というのは仕方ないことです。

 

しかし、「最初から○回かけて合格を目指す」というのは、まったく意味のない考え方であり、その目標回数で合格できる可能性は低いでしょう。


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