頻出問題7:『順列・組み合わせ』
出題傾向と問題の概要
テストセンターで出題可能性のある問題です。
組み合わせの公式を覚えておき、何通りの組み合わせがあるかを計算します。
出題サンプル
学芸会で演劇をすることになり、演劇部に所属する男子生徒6人と女子生徒3人の中から出演してもらうことにした。
(1)男子生徒だけを3人選ぶとすると、その選び方は何通りあるか。
A 8通り B 12通り C 16通り D 20通り
E 28通り F 36通り G 42通り H 48通り
I 60通り J A~Iのいずれでもない
(2)男子生徒と女子生徒をそれぞれ少なくとも1人は選び、全部で3人選ぶとすると、その選び方は何通りあるか。
A 20通り B 24通り C 32通り D 40通り
E 48通り F 63通り G 72通り H 81通り
I 90通り J A~Iのいずれでもない
解答
「組み合わせの公式」…n個の中からr個を取り出す時、組み合わせ方の総数は、
n×(n-1)×(n-2)×…/r×(r-1)×(r-2)×…×1
つまり、分子はnから始めて1ずつ減らしてr個の数を掛け合わせ、分母はrから始めて1ずつ減らしてr個の数、つまり1までを掛け合わせる。
(1)
「6人の中から3人を選ぶ」ので、組み合わせ方の公式に当てはめると、
6×5×4/3×2×1=20(通り)
したがって、正解はD.20通り。
(2)
設問の条件より、「男子生徒2人と女子生徒1人」の場合と「男子生徒1人と女子生徒2人」の場合の組み合わせの合計を求める。
【「男子生徒2人と女子生徒1人」の場合】
男子生徒は6人の中から2人を選ぶので、6×5/2×1=15(通り)。
女子生徒は3人の中から1人を選ぶので、3(通り)。
よって、「男子生徒2人と女子生徒1人」の組み合わせは、15×3=45(通り)。
【「男子生徒1人と女子生徒2人」の場合】
男子生徒は6人の中から1人を選ぶので、6(通り)。
女子生徒は3人の中から2人を選ぶので、3×2/2×1=3(通り)。
よって、「男子生徒1人と女子生徒2人」の組み合わせは、6×3=18(通り)。
したがって、全体の組み合わせは、45+18=63(通り)。
正解は、F.63通り。
ちなみに、組み合わせだけでなく順番も考慮する場合(「順列」という)、n個の中からr個を取り出す時の並べ方の総数は、「組み合わせの公式」の分子と同じ、つまり、
n×(n-1)×(n-2)×…(nから始めて1ずつ減らしてr個の数を掛け合わせる)
となる。
よく読まれる関連ページ
- 筆記試験の基礎知識
- 適性検査の基礎知識
- SPIの基礎知識
- テストセンター受検の注意点
- WEBテスティング受検の注意点
- SPI出題の全体像
- SPIの具体的な出題パターン紹介
- 頻出問題1:『二語の関係』
- 頻出問題2:『語句の意味』
- 頻出問題3:『反対語』
- 頻出問題4:『語句の用法』
- 頻出問題5:『文の並べ替え』
- 頻出問題6:『空欄補充』
- 頻出問題7:『長文読解』
- 頻出問題1:料金の割引
- 頻出問題2:損益算
- 頻出問題3:分割払い
- 頻出問題4:割合
- 頻出問題5:『代金の精算』
- 頻出問題6:『速度・距離・時間』
- 頻出問題8:『確率』
- 頻出問題9:『表の読み取り』
- 頻出問題10:『資料の読み取り』
- 頻出問題11:『長文読み取り計算』
- 頻出問題12:『集合』
- 頻出問題13:『推論』
- 頻出問題14:『地図』