SPI出題の全体像
ペーパーテストとパソコン受検で異なる
ここではSPIの出題構成についてお話しますが、忘れてならないのは、
「パソコン受検(能力検査)の場合は、受検者ごとに出題内容が異なる」
ということです。
個々の受検者ごとに異なる問題が出題され、またその回答状況に応じて難易度や出題数も変化するため、「パソコン受検の場合の出題構成は…」と一律に語ることはできません。
一方、ペーパーテストの場合は、受検者全員が同じ問題に取り組むため、出題傾向を把握することができます。
そこで、まずはペーパーテストの出題についてお話します。
ペーパーテストの出題構成
ペーパーテストの回答時間とおよその問題数は、下記のようになっています。
能力検査(言語) | 能力検査(非言語) | 性格検査 |
---|---|---|
約50問:約30分 |
約40問:約40分 |
約300問:約40分 |
能力検査(言語)
能力検査の「言語」問題は、平たく言えば「国語」の問題です。
問題数は多いですが、大半は短い語句の意味や関係を問うもので、それに数問の長文問題が加わります。
出題パターンは決まっているので、慣れれば本番で戸惑うことはほとんどなくなるでしょう。
能力検査(非言語)
能力検査の「非言語」問題は、平たく言えば「算数」の問題です。
個々の出題レベルはけっして難解ではありません。
しかし、言語問題に比べると出題形式が多く、また筆算で1問あたり1分以内で回答する必要があるので、言語問題以上に「慣れ」が必要になります。
性格検査
企業の風土や職務内容にどの程度適しているかを診断するため、日常の行動や考え方について4択で回答する問題です。
全体は第1部~第3部までの3部構成になっており、第2部の出題ボリュームが4割強と最も大きくなっています。
回答時間に比べて問題数が非常に多いのが特徴です。
パソコン受検の出題構成
能力検査(言語・非言語)+性格検査という全体の構成はペーパーテストと同じですが、出題内容や回答時間は異なります。
また上述の通り、能力検査の内容や問題数は受検者ごとに異なりますので、どんな分野・形式から何問出題されるかはわかりません。
ただし、出題可能性の高い問題については、次ページ以降で出題形式別に分類して紹介します。
能力検査 | 性格検査 |
---|---|
言語・非言語合わせて約35分 |
約300問:約30分 |
なお、性格検査は全受検者共通です。
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