送付状パート別解説:本体部分(応募の主旨・経緯)
あなたが何者かを知ってもらうための前置き
冒頭の挨拶文の後は、応募の主旨や経緯の説明をします。
短い文章ですが、配慮すべきポイントがいくつかあります。
応募ルートの明示
まず最初に、応募に至ったルートを明示します。
- 求人応募の場合
- 紹介による応募の場合
- 求人が出ていない会社に応募する場合(潜在需要応募)
複数の媒体に求人情報を掲載しているケースも少なくありませんので、求人を見つけた媒体を明らかにします。
紹介者を明示します。
自らの経験やスキルが応募先企業に貢献できることを、応募経緯として簡潔に触れます。
『突然で恐縮ではありますが、私の経験・スキルが御社のルート営業業務に貢献できるものと確信し、ぜひ採用をご検討頂きたく応募させて頂いた次第です。』
応募職種の明示
「営業職」「経理職」など、応募する職種を明らかにします。
同時に複数の職種が募集されているケースも少なくありませんので、応募職種が確実に伝わるようにしておきましょう。
求人が出ていない会社に応募するケースも、応募職種の明示が必要なことは言うまでもないでしょう。
郵送の際の注意点
最近は応募方法をネット経由に限定する求人が多くなっています。
戦術上の理由でそうした求人にあえて郵送する場合は、送付状で一言非礼を詫びておくべきでしょう。
『誠に不躾ながら書類を郵送させて頂きました』
応募ポジションを明示する
通常の応募では必要ありませんが、「条件外応募」によって募集のポジションとは違うポジションへの採用を目的に応募する場合には、応募ポジションの明示が必要となります。
たとえば、若手社員向けの募集求人に対して、40代の方が管理職(候補)としての採用を目的に応募するようなケースです。
その場合、応募ポジションと意図を明示しないと、ただの非常識な応募と判断されて、真っ先に落とされることになります。
『特に今回は、◯◯職の課長職としてぜひ採用をご検討頂きたく、応募させて頂いた次第です。』
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