推薦状の注意点
相手の負担を考える
推薦状を書いてもらうというのは、忙しい相手にとってはただでさえ面倒なことです。
相手との関係にもよりますが、お願いする際にはできるだけ相手の負担を軽くすることを考える必要があります。
たとえば、文案をあらかじめこちらで用意しておけば、ゼロから文章を考えてもらう手間をなくすことができます。
(自分を褒める文章なので気恥ずかしいですが…)
さらには、(先方の了解を得た上で)実際に推薦状をこちらで書いてしまい、ハンコだけ押してもらう、という方法もあります。
そうすれば、相手の手間は最小限で済みます。
ちなみに、推薦状は自作自演でないことを最大限示すために、できれば「手書き+押印」のスタイルがお勧めです。
(次善の策として、パソコンで作成したものに(署名+)ハンコでもOKでしょう)
なお、原本1部を用意しただけでは、1回の応募でなくなってしまいます。
応募する会社すべてに使うために、原本をカラーコピーして量産しておく方法をお勧めします。
そうすれば、何社応募しようが同封することが可能ですから、推薦状の威力を最大限に活用することができます。
推薦状に関する注意点
良いことずくめのように思われる推薦状ですが、気をつけなければならないこともあります。
推薦状をもらうということは、もしあなたが問題を起こした際には先方に迷惑をかける危険性がある、ということでもあります。
もちろんそのようなことがないように注意しなければなりませんが、そうしたリスクを気にする人には無理に頼まない方が良いでしょう。
そもそも、この推薦状というのは、「あなたのために一肌脱ぐ」という男気(or女気?)で書いてもらうものであり、万一を嫌うような人あるいは関係において頼むべきものではありません。
ましてや、金品や何らかの見返りと引き換えに依頼すべきものでもありません。
ただし、めでたく採用が決まった際には、相応のお礼を考えることも必要でしょう。
(あなたとの関係性において判断してください)
なお、推薦状を依頼する際には、
- 複数の会社への応募に使わせてもらうこと
- 場合によっては応募先から確認の連絡が入る可能性があること
について事前に了承を取っておくべきでしょう。
以上を読んで、「なんか面倒だからやっぱりもらうの止めよう」と感じるなら、無理には勧めません。
転職活動で成果を出すためには、そうした手間や配慮を惜しまない、という人はトライしてください。
手間に見合うだけの効果はきっとあります。
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