履歴書の2枚目の役割と構成
履歴書の2枚目の役割
履歴書の1枚目は、上部が氏名や連絡先、下部が学歴・職歴と、書くべきことはほぼ固定されています。
しかし、2枚目は記載する項目も1枚目ほど固定的ではなく、自分に合った項目を選び、調整できる余地があります。
また、趣味・特技欄や志望動機欄のように、自由度が高く個性が出やすい欄があることも特徴です。
つまり、履歴書の2枚目は、1枚目に比べて「差がつきやすい」と言えます。
学歴・職歴でライバルよりも劣る人は、この2枚目でがんばって挽回する必要があります。
逆に学歴・職歴で優位な人も、2枚目で手を抜くと印象が損なわれるリスクがあります。
1枚目、中でも学歴・職歴欄には力を入れるけれど2枚目は流している人が多いと感じますが、1枚目以上に真剣に取り組む必要があるのがこの2枚目なのです。
こんな2枚目はNG!
あなたの履歴書、右図のように、2枚目がスカスカになっていませんか?
-JIS規格ベースの履歴書を使い、特に調整をせずに作成する-
そんな場合、このように一部の欄(志望動機など)だけが埋まっていて、あとは空白が目立つ履歴書になってしまうことは珍しくありません。
なんてもったいない!
こんなに閑散とした履歴書、熱意も魅力も感じません。
これだけのスペース、もっと有効活用して、あなたにもっと興味を持ってもらいましょう。
記載する項目を固定して考えず、自分のキャリアや経験に合った項目やレイアウトを選べば、「書くことがない」という状況にはならないはずです。
2枚目の構成要素
JIS規格では、「志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」が1つの欄にまとめられていますが、それらは内容的にまったく別のものですから、むしろ欄を独立させて記載することをお勧めします。
2枚目に採り上げる項目・欄の候補としては、
- 免許・資格欄
- 趣味・特技欄
- 志望動機欄
- 通勤時間・扶養家族欄
- 本人希望欄
- アピールポイント(自己PR)欄
- 退職理由欄
- 健康状態欄
- 採用側記入欄
などがあります。
これらの中から自分に合ったものを選ぶことになりますが、太字のものが必須に近い項目であり、それ以外は必要に応じて使う項目と言えるでしょう。
主要な項目については別のページで詳しく説明します。
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