履歴書作成の基本ルール
パソコンで作成すること
職務経歴書については分量が多いことや決まったフォーマットがほぼ無いことから、手書きで作る人はほとんどいません。
一方、履歴書だけは今でも手書きにこだわる人が少なくありません。
しかし、手書きの方が選考に有利に働いたり、ましてや手書きでしか応募を受け付けないという企業は、今ではほとんどありません。
ですから、今でも手書きを推薦する人やメディアもありますが、無視してもらって構いません。
手書きの履歴書は、「百害あって一利なし」です。
逆にパソコンで作成するメリットは数え切れないほどですから、履歴書もパソコンで作成することを強くお勧めします。
詳しくは、「応募書類は手書きかパソコンか」を参照してください。
作成ソフトは自由ですが、現実問題としてワードかエクセルで作る人がほとんどでしょう。
どちらでも構いませんが、私はワードをお勧めします。
その理由についても「応募書類は手書きかパソコンか」を参照してください。
履歴書の用紙
パソコンで作成する際には、A4のサイズで2ページを使います。
そして、プリンターで印刷して応募に使うわけですが、A4判で2ページに分けて印刷し、ホチキス止めをすればOKです。
A3判で印刷して2つ折りにする必要はありません。
企業で扱われる書類もA4が一般的ですから、むしろA4判の方が都合が良いのです。
(採用の現場でも、履歴書はコピーを取って関係者に配布されるのが一般的ですので、その意味でもA4判の方が好都合です)
A4判なら自宅のプリンターでも印刷できますね。
印刷に使う用紙は、コピー用紙でも構いませんが、できれば上質紙を使った方が多少なりとも見た目の印象は良くなります。
上質紙でも1枚3円程度ですので、大きな出費にはなりません。
1枚30円ほどもする「履歴書専用用紙」も販売されていますが、そんな高価な用紙を使う必要は全くありません。
自分のキャリアに合った要素・構成を採る
一般的に、「JIS規格履歴書」として定められたものが標準とされていますが、必ずしもJIS規格の履歴書を使わなければならないわけではありません。
【JIS規格履歴書】
むしろJIS規格をそのまま使ってはアピールが十分にできませんので、自分のキャリアに合わせてアレンジして使うことをお勧めします。
1枚目に比べて2枚目は比較的自由度が高く、
- 資格・免許
- 趣味・特技
- 健康状態
- 自己PR
- 志望動機
- 退職理由
など、記載する項目もいろいろと考えられますので、自分に都合の良いものを選び、スペースも必要に応じて調整します。
ムダな空白や、逆に文字が密集した部分を作らないようバランスよく配置しましょう。
なお、間違っても新卒者用のフォーマットを使ってはいけません。
「得意な科目」や「課外活動」などを書かれても、中途採用の担当者は失笑するだけです。
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