ダメ元の精神が転職成功のカギ:失敗の中から成功をつかむ
転職に成功する人の共通点
転職に成功される人に共通する特長って何でしょうか。
いろいろありますが、私が1つ挙げるとしたら、
「とにかく行動量が多くて積極的」
ということでしょう。
逆に言えば、転職でうまくいかない人の特徴は、
「慎重でなかなか行動しない人」
となります。
コンサルの受講者でも、
「これはこうで良いのでしょうか」
「これとあれとではどちらが正しいでしょうか」
「これで本当にうまくいくでしょうか」
のように、1つ1つ細かく確認を求めてなかなか動かない人は、やはりなかなか結果を出せない傾向にあります。
「あ~、もうそれやっちゃいましたぁ」
「~したんですけど、ダメでしたか?」
などと言いながらバンバン前進していくくらいの人の方が、うまくいくことが多いですね。
(もちろん上記は程度問題であって、必要な確認をしながらきっちり進めていくことは大切なことではあります)
今のような買い手市場での転職活動では、自分の思い通りにいくことは少なくて、むしろ失敗や失望の連続です。
これは、どんなに優秀な人でも例外ではありません。
そして、転職活動では「成功率」なんて関係ありません。
仮にたくさんの会社から面接に呼ばれたり、たくさんの内定を獲得したとしても、入社できるのはその中の1社だけなのですから。
それよりも、いろんな失敗をしても、それらを乗り越え、それらを糧にして成功をつかみ取っていくという感覚が大切です。
プライドが傷つけられることなんてしょっちゅうです。
でも、たくさん失敗をしても、その中から最終的に満足できる職を1つ得ることができたら、それで成功なんです。
その意味で、私は転職活動は「婚活」と同じだと思っています。
いくらフラれたって、最終的に「この人」と思う人と結ばれたらOKですよね。
(「転職活動って、ナンパと同じですね!」と言われた受講者もいましたが(笑))
このように言うのは簡単ですが、頭でわかっていても、実際にはそんな風に割り切れない人が少なくありません。
なかなか一歩が踏み出せなかったり、最初はがんばれても途中で「やっぱり自分はダメなのか…」と心が折れてしまったり。
(私見ですが、特に大きな会社で働いてきたエリートサラリーマンの方ほど、失敗に対する抵抗感が大きかったり、打たれ弱い方が多いように感じます)
在職中の方は、転職活動で多少の失敗をしたって、今の職を失うことはありません。
すでに失業されている方は、そもそも今無職なのですから、失敗したってやはり失うものはないのです。
だったら、たとえ成功確率の方が低くても、チャンスがある限りトライするべきではないでしょうか。
理想の職は、与えられるものではなく、掴み取るものです。
懲りずに、タフに向かって行きましょう。
よく読まれる関連ページ
- AさんとBさんの転職:二人の命運を分けたもの(その1)
- AさんとBさんの転職:二人の命運を分けたもの(その2)
- 転職の損得勘定
- 本当に氷河期を脱した?現在の転職市場
- 転職活動とは営業活動である
- 必要なのは差別化
- 隣の芝生は青くない
- 転職の方向性で難易度は変わる:それでもイバラの道を進む?
- 退職が先か在職のうちか
- 自分を一番理解しているのは誰?:あなたは本当の自分を知らない
- あなたは「ワンオブゼム」である:客観的な視点がないと転職は遠のく
- 転職を成功させるお金と時間の使い方:「投資」できる人の強さ
- 競争に勝つだけが成功の道ではない:転職のブルーオーシャンを探せ
- なぜ転職活動で挫折するのか:転職活動と成功曲線
- 転職活動の環境を整えよう:成果を出すために必要な物リスト
- あなたはいつ会社を辞めるべきか:転職活動と季節変動
- 転職活動での苦戦は情報格差で逆転する
- 同じ3月末退職者なのに転職の明暗が大きく分かれるワケ