競争に勝つだけが成功の道ではない:転職のブルーオーシャンを探せ
あなたは数十倍の競争を勝ち抜けますか?
1つの企業が中途採用する人数は限られており、最も多いのが1人です。
しかし、一般的には1つの求人に対しては数十人レベルの応募者がいるのが当たり前。
あなたが転職に成功するためには、その1人になる必要があります。
数十倍の競争、あなたは勝ち抜く自信がありますか?
(自信がなくとも、現実問題としてどこかの企業で一番手にならなければ、あなたが採用されることはないのです)
そのためにまず必要なことは何でしょうか?
まず考えられるアプローチは、「競争力を増す」ということです。
たとえば、次のようなものがわかりやすいですね。
- 資格を取る
- 書類をブラッシュアップする
- 面接対策をする
しかし、それらは転職しようという人なら誰もが考えることであり、それによってライバルに差をつけることは、想像以上に難しいものです。
転職成功のもう1つのアプローチ
しかし、実は転職に成功するためのアプローチはもう1つあるのです。
それは、
「(できるだけ)競争を避ける」
というアプローチです。
一番わかりやすい例が、
「知人の会社に紹介してもらう」
「前の取引先に雇ってもらう」
といった、「ツテ」「コネ」を使う場合です。
これらの場合、あなたは「特別扱い」であり、ライバルはゼロかそれに近い状況ですから、採用が決まる可能性は格段に高くなります。
(統計によれば、約4人に1人がいわゆる「縁故」によって転職をしています)
実はそれ以外にも、ライバルをできるだけ減らして成功確率を高める方法はいろいろとあり、このサイトでもすべて紹介しています。
ライバルを減らすことは、相対的に競争力を高めることになりますので、両者は表裏の関係でもありますが。
「真っ向からぶつかって勝つ」
ことは素晴らしいことかもしれませんが、最大限に競争力を増した上で、
「できるだけ競争を減らすことはできないか」
という視点を持ち、活動に採り入れることが、転職活動の成果を最大化するために必要なことです。
できることなら、「レッドオーシャン(=競争が激しい市場)」ではなく、「ブルーオーシャン(=競争の緩い市場)」で戦いたいものです。
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