転職活動のロードマップ
転職活動の全体像
転職活動がうまく進まない人によく見られる悩みが、
「どのように転職活動を進めたら良いのかわからない」
「自分が何をすべきか、何が足りないのかわからない」
といったものです。
そうした悩みや疑問の多くは、転職活動の全体像が理解できていないことから来るものです。
逆に言えば、転職活動の全体像がわかれば、今自分がどの段階にいて、次の段階に進むためには何をすべきなのかがかなり明確になります。
転職活動の流れをざっくりと示すと、下図のようになります。
はい、ホントにざっくりしてるでしょ?(苦笑)
でも、このレベルから理解していくことが大切です。
徐々に詳しいお話に入っていきますのでご心配なく。
期間の長短の差はあれど、誰もが皆例外なくこの流れで転職を行います。
まずは、各段階の概要を説明しましょう。
(再)活動準備期間
企業への応募を始める前に、必要な準備作業を行う期間です。
具体的には、
- 転職市場について情報を収集する
- 自分のキャリアの棚卸しを行う
- 転職の方向性を決める
- 応募書類の作成をする …
など、様々な作業が含まれます。
※(再)とカッコ書きしているのは、過去に転職経験がある人が改めて準備作業を行うケースを指してのことです。
早く転職したいからといって、この準備作業が不十分なまま応募活動に入ってしまうと、間違いなく苦戦することになります。
この活動準備期間でいかに徹底的な準備を行うかが、転職活動の成果のレベルを決めると言っても過言ではありません。
本活動期間(前半)
諸々の準備作業が終わり、企業へのアプローチを行なっていく期間が、本活動期間です。
この本活動期間は、前半と後半では性質が違ってきます。
この前半で行うのは、
- 応募先探し
- 企業への応募活動
の2つです。
当初はなかなか企業の反応が得られず、不安を抱えながら試行錯誤を繰り返す、精神的には辛い期間でもあります。
ここを乗り越えられるかどうかが、転職活動の分岐点と言うこともできるでしょう。
本活動期間(後半)
前半期間のがんばりによって、企業から面接の案内が入り始めたら、本活動期間も後半戦です。
ここからは、応募活動を並行して続けながら、
- 面接準備・対策
- 面接受験
を行い、内定をその手に引き寄せるまでの、転職活動のまさに本番と言える期間になります。
目の前の面接官に「欲しい」と思わせることができるか、あなたの「プレゼンテーション能力」が問われます。
内定・入社
内定獲得は転職活動の1つのゴールですが、内定を獲得するということは、
- 本当にその会社で良いのか
- 他の会社の内定を待つのか
という判断を迫られるということでもあります。
入社してから後悔しないためにも、実際に入社するまでにはやるべきことがたくさんあるのです。
以上が転職活動の全体像です。
このように、最初にざっくりと転職活動の流れと各期間の意義を押さえておくだけでも、あなたの転職活動はずいぶん変わってくるはずです。
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