本活動期間の全体像
いよいよ転職活動の本番へ
必要な準備活動をしっかり終えることができれば、大げさに言えば、あなたの転職成功は半ば約束されたようなものです。
なぜなら、このサイトで紹介しているような準備を完全に行っている人は、ほとんどいないからです。
しかし、別の見方をすれば、あなたの転職活動はまだ始まっていないとも言えます。
応募活動を行ない、あなたの存在を関係者に知らせて初めて、採用への動きが生まれるからです。
この段階では、あなたの転職はまだ「絵に描いた餅」のようなものであり、この本活動期間でどれだけ適切な応募・面接活動を実践できるかが、本当の意味での勝負となるわけです。
そして、この本活動期間は準備期間とは違って、あなた以外の関係者の事情やいろんな条件が影響してくるので、あなたの思い通りに進むことはまずありません。
だからこそ、何の計画も活動方針も持たずに惰性で動こうとすると、袋小路にはまってしまうおそれがあるのです。
再び、本活動期間の全体像
本活動期間は大きく2つに分けられます。
本活動期間・前半
本活動期間の前半は、ひたすら応募を繰り返す期間です。
ただし、まだ応募先探しにも不慣れで時間がかかり、また応募先を見つけても応募作業そのものに不慣れなために、当初は応募のピッチも上がりません。
徐々にペースもつかめてきますが、当初は応募する一方で反応がほとんど得られないことが多く、我慢の期間になります。
応募開始から面接が入り始めるまでに1ヶ月くらいかかってもおかしくないので焦りは禁物です。
ただ、1ヶ月を超えても落選通知ばかりでまったく成果がない場合は、応募書類や応募方法の見直しを検討する必要があるでしょう。
本活動期間・後半
企業からの面接が入り始めると、転職活動も佳境に入っていきます。
活動のウェイトも、応募活動から徐々に面接に移っていきます。
(面接が入っても単発で、なかなかコンスタントに入ってこない場合は、やはり応募書類や応募方法等の見直しを考えます)
面接機会を得ることは簡単ではありませんし、面接をクリアせずに内定はあり得ませんから、面接対策を再優先で行っていきます。
ただし、面接が入り始めても、応募の手はなるべく休めず、少しずつでも継続することが大切です。
なぜなら、応募から面接が入るまでには一定の期間がかかるので、もし目の前の面接がすべて落選に終わった場合、応募をゼロからやり直しだと次の面接機会まで時間が空いてしまうからです。
応募と面接のバランスをうまく取ることができれば、コンスタントに面接機会を確保しながら活動を進められ、複数の選択肢の中から転職先を選べる理想的な状況でゴールすることが可能になります。
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