ステップ5.応募書類の作成・改善を行う
【所要期間】1週間~1ヶ月程度
あなたを伝える唯一のツール
あなたのキャリアや応募先に関わらず、共通して用意することをお勧めする応募書類は、
- 送付状
- 履歴書
- 職務経歴書
- 自己PR文
- 推薦状
です(詳細は「応募書類の基本」のパートを参照してください。人によっては上記以外にも必要な同封物があります)。
あなたの実際の能力や経験がどんなに優れたものであったとしても、それが伝わるように応募書類が作られていなければ、あなたが評価され、面接に呼ばれることはありません。
少なくとも、面接に呼ばれるまでは、「応募書類に書かれていることがあなたの全て」なのです。
面接に呼ばれなければ、あなたの良さを直接アピールすることも、釈明することもできず、採用されることはけっしてありません。
逆に、応募書類であなたの良さが十二分に伝わり、理解されていれば、書類選考を通過できるだけでなく、面接も非常に有利な状況で進めることができます。
応募書類の作り込みは、最強の面接対策でもあるわけです。
つまり、転職活動で結果を出せるかどうかは、応募書類の出来が全てだと言っても過言ではありません。
サポートを受けてでも作りこめ
転職経験の有無や在職・無職の別等によって応募書類の作成期間はかなり違ってきますが、各書類を必要なレベルまで仕上げるためには、どんなに短くても1週間はかかります。
実際には、「一通り形にする」だけでもその位の期間は必要で、「作り込み」をするためにはその何倍かの時間がかかると思った方が良いでしょう。
「そんなに時間をかけていられないよ」
と思うかもしれませんが、それだけの時間をかけてもらいたいと思いますし、時間をかける価値があります。
通り一遍な応募書類の時は10社応募しても面接は1社も入らなかった人が、徹底した作り込みで10社の応募につき3社、4社の面接が計算できるようになった、というくらいの違いは生まれ得ます。
○応募書類が魅力的に仕上がれば、転職活動にかかる期間も費用も抑えられ、逆に評価は高まり採用条件も期待できます。
☓逆に、応募書類の仕上がりが悪ければ、転職活動は長引き費用もかさみ、評価は得られず採用条件も望めないことになります。
この両者の差を金額換算すれば、(将来的な差も考慮すれば)軽く数百万円単位になるでしょう。
だからこそ、目先の時間や費用を惜しんで、応募書類の仕上がりが不十分なまま転職活動を行うことは、私から見れば非常にナンセンスです。
しっかり時間をかけて仕上げるべきですし、ホンネを言えば、お金をかけてでもプロのサポートを受けた方が良いと思います。
なぜなら、多くの人にとっては、自力では「どのように作りこめば良いのか」がわからないからです。
自分で受けるしかない面接とは違い、応募書類はかなりの部分を「代行」してもらうことも可能ですし、その応募書類を自力で作ったかどうかは、採用側にはわかりません。
(ここ、大事です)
そして一度仕上がった書類は、何度でも繰り返し使うことが出来ます。
その数万円がもたらすリターンの大きさは、計り知れないものがあるのです。
(※推薦状だけは第三者の協力が必要であり、自分だけで用意することはできません。推薦状については別ページで詳しくお話します。)
よく読まれる関連ページ
- 転職活動計画の必要性
- 転職活動のロードマップ
- 転職希望者のタイプと特徴
- 転職活動の所要期間とゴール時期の設定
- 転職の活動状況の推移
- 転職活動の長期計画と短期計画
- 活動準備期間の構成と2種類の作業
- ステップ1.転職活動の情報収集を行う
- ステップ2.転職活動の環境を整える
- ステップ3.キャリアの棚卸しを実施する
- ステップ4.転職の方向性を定める
- ステップ6.求人チャネルのチェック・開拓を行う
- 求人チャネルの考え方とバランス例
- 本活動期間の全体像
- 本活動スケジュールの作成
- ネットチャネルの細分化
- 応募活動の実践
- 応募活動と面接活動の両立
- 結果が出ない時の転職活動の見直し
- 結果が出ない時の転職活動の見直し2