潜在需要への応募で成果を出すためのポイント
潜在需要攻略のための留意点とは
潜在需要は、その名の通り、大きなポテンシャルを秘めていますが、その攻略は簡単ではありません。
ここでは、成功の確率を高めるために必要なポイントについてお話していきましょう。
1.自分の強みを明確に伝える書類を用意する
これは転職を成功させるための必要条件ですが、潜在需要応募では通常以上に求められる水準が高くなります。
通り一遍の応募書類で求人の無い企業を振り向かせられることはない、と肝に銘じましょう。
ざっと一読しただけであなたの良さが明確に伝わる応募書類を用意することが必要です。
あなたの人間的な魅力を伝える自己PR文も、もちろん必須です。
2.ターゲット企業を絞る
潜在需要の場合、応募先の選定に制約はありませんが、それだけに自分で一定の基準を作って絞りこまなければ、準備も対策も散漫になって活動ロスが大きくなります。
地域、業種、規模など、まずは自分の優先する要素に従って、ターゲット企業を5~10社程度ピックアップしましょう。
そのグループで成果が得られなかった場合は、次のグループをピックアップしてアプローチを行うことを繰り返していきます。
3.人脈がないか徹底的に調べる
ターゲット企業をピックアップしたら、そこにつながる人脈が無いか、徹底的に調べます。
なぜなら、人脈なしでアプローチした場合、応募書類をまともに読んでもらうことすら難しいのが現実だからです。
どんな人脈でも使えるものは使い、できるだけ決定権者に近い立場の人に応募の意図や書類が伝わるように根回しします。
4.キーマンにアプローチする
どうしても使える人脈がない場合は、自力でキーマンに道筋をつけるしかありません。
応募書類は採用の責任者か、中小企業なら社長宛に直接送ってしまいましょう。
場合によっては、会社を直接訪問して手渡しします。
求人応募のようなつもりで「人事部御中」で送っても、決定権者に届く前に返送されてしまう可能性が大です。
決定権者に書類を手に取らせ、あなたに興味を持たせることができれば、採用予定が無くても面接機会を設けてくれる可能性が出てくるのです。
5.面接ではなく面談をお願いする
採用予定が無いところに、見ず知らずの人間からいきなり「採用面接をしてくれ」と言われるのは、先方にとって負担や心理的抵抗感が大きいことです。
それよりも、
「採用云々はひとまず置いておいて、一度話だけでも聞いてもらえませんか?」
ぐらいのスタンスでアプローチした方が、話が進む確率は高まります。
営業活動において、いきなり商品を売りつけるのではなく、まず世間話や商品説明から入るのと同じことです。
キーマンと会って話をすることさえできれば、距離感は一気に縮まります。
あとはあなたの腕次第ですが、そこまで来れば採用の可能性はかなり高まっていることでしょう。
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