求人の条件を絶対視しない:転職活動の成果を飛躍させる条件外応募
『顕在需要2』の特徴と攻略
「顕在需要2」を定義すると、次のようになります。
「求人の年齢・経験・スキル・待遇などが、自分の属性や希望と合致していないもの」
自分に合ってないのですから、ふつうは応募対象から外しますね。
しかし、条件が自分に合った求人である「顕在需要1」の場合、求人の数が限られていたり同じような属性のライバルが押し寄せるため、思うように応募できなかったり、応募しても成果につながらない人もいます。
そのような場合は、条件が自分に合わない「顕在需要2」への応募にチャレンジすることが突破口になり得ます。
つまり、求人情報にある諸条件をある意味「無視」し、構わず応募してしまうのです。
そんな応募方法のことを、
「条件外応募」
と呼びます。
(ただし、あらゆる条件を無視して何でもかんでも応募すれば良いというものではありません。守るべきルールは後述)
もしあなたがこの「条件外応募」を実行したとします。
すると…
応募可能な求人数が飛躍的に増えますね。
年齢がどうとか、経験年数がどうとか、細かいことは気にしませんから、対象はドーンと増えます。
(「条件外応募」を徹底していくと、たとえアルバイト求人でも応募対象になり得ます)
おまけに、あなたと同属性のライバルはほとんどいません。
だって、条件に合わないですからね。
これ、大事なポイントです。
条件を無視すれば、応募できる求人の数は確実に増えますが、応募に対する反応はどうなのでしょうか。
条件が合わないだけに、反応率は決して高いとは言えません。
しかし、特徴的なのは、反応があった場合の決定率(=最終的に採用になる確率)は非常に高いということです。
なぜなら、同属性のライバルがほとんどいないので、あなたに目が止まった場合は事実上あなたの独壇場だからです。
条件外応募を実行する際の注意点
「応募条件を絶対視しない」
ということを肝に銘じることが第一です。
- 給与
- 経験年数
- 資格・免許
- 勤務地
など、書かれている条件は1つの目安であり、すべてが必須条件とは限りません。
たとえ満たしていないものが多くても、気にしないでいきましょう。
ただし。
少なくとも職種だけは、あなたが目指すものを募集する求人に絞ることが、成功確率を高めるためには必要でしょう。
つまり、「経理職の募集」ということを無視して、「営業職として応募」するようなやり方は避けた方が良い、ということです。
条件外応募の鉄則と考えて下さい。
なお、念のため触れておくと、この条件外応募が実行可能なのは、求人に対して自分で直接応募する場合であり、ハローワークや人材紹介会社などの仲介組織を介して応募する場合には基本的に無理です。
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