応募書類の基本|幸せなサラリーマン講座

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応募書類は前半が勝負

最初が肝心

 

転職希望者の多くが持っている幻想に、

 

採用担当者は自分の応募書類をじっくり読んでくれる

 

というものがあります。

応募書類の基本・前半が勝負|幸せなサラリーマン講座

 

何日も、人によっては1ヶ月以上もかかって書き上げた苦労の産物ですから、その気持ちはよくわかります。

 

でも、残念ながら現実はその逆で、

 

採用担当者はあなたの応募書類をじっくり読んでくれない

 

のです。

 

求人には大勢の応募者が殺到し、採用担当者はフォーマットもバラバラな大量の応募書類に目を通さなければなりません。

 

しかも、採用担当者は通常業務の傍ら中途採用業務に携わることがほとんどです。

 

全員の応募書類を隅から隅まで精読してくれという方が無理な注文です。

 

応募者1人にかけてくれる時間は2~3分程度と思っておいた方が良いでしょう。

 

採用担当者はまずは短時間で「当たりをつけ」、これはと思った応募者の書類のみ、面接に呼ぶに値するかどうか、もう少し時間をかけて読み込みます。

 

つまり、最初の段階で興味を持たれないと、その時点で可能性は消えてしまうわけです。

 

特に分量が多くなる職務経歴書では、読み手の目を引くようなポイントが前半にないと、後半は「さらっと読み流して終わる」恐れがあります。

 

応募書類の基本・前半が勝負|幸せなサラリーマン講座

 

ですから、「出し惜しみ」はせず、序盤のパートから全力でアピールすることが大切です。

 

極端に言えば、職務経歴書なら冒頭の職歴の要約だけであなたを採りたいと思わせるくらい、念入りに作りこみたいところです。

 

逆に言えば、序盤で「つかむ」ことができれば、残りのパートもしっかり読ませることができることになります。

並べる順番も大切

 

前半の要素に力を入れると共に、「記載する順番」に配慮することも極めて大切です。

 

たとえば、携わった業務の一覧、過去の実績紹介などについて列挙する時、深く考えないで、

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レベルの低いものから高いものの順番に

 

あるいは

 

時系列で古いことから順番に

 

並べたりしているケースが多く見られます。

 

しかし、「前半が勝負」という考え方に立てば、当然ながら高く評価されるもの、重要なものから順番に並べるべきなのです。

 

 

もっと言えば、1つの書類の中だけでなく、応募書類全体でも同じ視点で考える必要があります。

 

応募書類が読まれる順番は、一般的には送付状→履歴書→職務経歴書(→その他…)の順番になります。

 

とすれば、前の書類の段階で一定の興味を引いておくことが、後の書類をしっかり読んでもらうための必要条件になります。

 

次の書類にバトンを渡すため、前の書類で「キラリ」と光るアピールポイントを織り込んでおくことが必要なのです。

 

 


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