作る応募書類の種類で差がつく
あなたが作っている応募書類は何?
転職活動における必須の応募書類と言えば、言うまでもなく、
- 履歴書
- 職務経歴書
の2つですね。
これに送付状(挨拶状、カバーレター等とも言います)を添えて送ります。
企業から求められる応募書類は、たいていこの履歴書と職務経歴書ですし、また「応募書類を作る」と言えば、一般的にはこの2つを作ることとほぼ同義です。
では、本当に履歴書と職務経歴書だけ作っていれば良いのでしょうか??
答えはイエスでもあり、ノーでもあります。
他の数多くのライバルと同じく、履歴書と職務経歴書だけで勝負して採用される人なら、それで構わないでしょう。
でも、あなたが強力な学歴や職歴がないと自認しているなら、そこから一歩も二歩も踏み出す必要があります。
実際、私がコンサルティングをする場合には、受講者の方には必ず上記以外の書類も同封してもらっています。
ズルイですか?
数十倍もの競争を勝ち抜くためには、出来る限りの努力と工夫が必要です。
転職活動は厳しいのです。
こんな応募書類もある
では、他にどんな書類を同封すれば良いのでしょうか?
履歴書と職務経歴書以外の同封文書には、次のようなものがあります。
自己PR文
私が上記以外に強く作成をお勧めするのが、この自己PR文です。
これは、1枚の用紙を使って一連の文章でアピールをする書類であり、作り方次第ではライバルと強力な差別化が可能です。
詳細は、「自己PR文の技術」の章でお話します。
推薦状
その他の同封文書としては、第三者からの推薦状があります。
自分だけで用意できるものではないので同封する人は少ないですが、それだけに同封するだけでも一定の効果があります。
こちらも詳細は別のページで紹介します。
添付資料
また、上記以外に各種の添付資料を同封することもあります。たとえば、クリエィティブ関係の方が自分の制作物を提出されるケースがそうです。
また、職務経歴書に書ききれないような業務上の実績を添付資料として別途同封することもよくありますし、応募先企業への提案書・企画書を作ってアピールするケース等もあります。
勝手に同封して大丈夫か
ひょっとしたら、
「企業から求められていない書類を同封してだいじょうぶなの?」
と思う人もいるかもしれません。
でも、心配はいりません。採用担当は、想定外の書類が届いたからといって、それで落とすことはありません。
あなたが書類選考に落選するのは、「評価する要素が足りない」からなのです。
あなたに履歴書や職務経歴書では表現しきれないアピールポイントがあるならば(いや、絶対にあるのです)、臆せず別の書類を用意しましょう。
「応募書類は履歴書と職務経歴書」というセオリーから一歩抜け出て、
「自分をアピールできる書類を他に用意できないか」
という考え方を持つことで、希望の転職を実現する可能性を大きく高めることができます。