応募書類はプレゼン書類である:自分を売り込めているか?
応募書類の目的は何?
応募書類の書き方には、その人の個性がくっきりと表れます。
中には、どんなに細かいことも事実に基づいて正確に詳しく記載しないと気が済まない几帳面な方もいます。
それは、けっして悪いことではありません。
ただ、それが転職活動において必ず良い結果を生むとは限りません。
なぜなら、応募書類の究極の目的は、
「正確に事実を記載すること」
ではなく、
「高く評価されること」
だからです。
評価されるために大切なこと
私がコンサルティングの受講者の皆さんに常に言っていることは、
「応募書類はプレゼン書類である」
ということです。
「この人を採用したい」
と思ってもらえるように、あなたの魅力が最大限に伝わるように、できるだけの工夫をして書類を作りこむことが必要です。
もちろん、事実に反する虚偽を記載することは許されません。
しかし、アピールポイントに焦点を当てる一方で、評価に値しない部分は大胆にカットするなどのウェイト掛けをするのは当然のことです。
また、わかりやすく自分の長所を説明するためには、時には厳密さを捨てることも必要になるのです。
採用担当者があなたの書類を読んでくれる時間は、想像以上に短いものです。
その短い時間であなたの魅力を確実に理解してもらうためには、提供する情報の取捨選択や編集が必要なのです。
あなたの応募書類が単なる「データファイル」ではなく、魅力的な「プレゼン書類」になっているか、しっかりチェックしてみて下さい。