応募書類の自動作成サービスのデメリットとは
自動作成サービスを進めない理由
転職関連のサービスの1つに、
「応募書類の自動作成サービス」
があります。
「履歴書 自動作成」「職務経歴書 自動作成」などで検索するとヒットします。
こうしたサービスでは、書類の作成用プログラムが用意されていて、住所氏名や学歴、職歴などを指示に従って入力していけば、きれいな履歴書や職務経歴書が一丁でき上がり、というわけです。
無料できれいな応募書類ができ上がれば、申し分ないように思えますね。
でも、私は基本的にはお勧めしません。
その理由を一言で言えば、
「自由に調整できないから」
ということに尽きます。
たしかに一見小ぎれいな書類はできるかもしれません。
でも、キャリアの中身は千差万別、人それぞれに大きく違います。
そのため、その人にとってベストな書類の作りもまた、人それぞれに違うのです。
各項目に必要なスペースの大きさは異なりますし、順番や配置を変える必要も出てきます。また、そもそも設けるべき項目自体が人によって違ってきます。
特定の文字の大きさを変えたり、太字にしたいケースもあるでしょう。
しかし、定型で対応する自動作成サービスでは、そうした個別対応をしてくれないのです。
ですから、
「とりあえずカンタンに書類ができれば良い」
「見栄えが良くてそこそこの書類になれば良い」
というのであれば良いですが、本気でベストな転職を実現したいという人には向きません。
後で修正が可能ならあり
ただし、例外もあり得ます。
その作成サービスが、「後で編集可能な形のデータファイル」(ワード、エクセル等)を提供してくれるサービスであれば、とりあえず試してみる価値はあります。
(PDFファイルだと自由な編集はできません)
しかし、編集可能なファイルであっても、レイアウトやデザイン等があなたのキャリアにフィットしていなければ、大幅に修正する必要が出てきますので、「カンタンにキレイな書類ができ上がる」とは限りません。
応募書類の作り込みは、転職活動の成果を大きく左右する生命線とも言うべきもの。
魂を込めて最高のものを作り上げるべきであり、そこにカンタンさ、手軽さを求めてはいけないのです。