ビジネスとインターネット
インターネットのスキルは不可欠
インターネットは現在ではあまりにも日常に溶け込んでいるので、ふだんはその恩恵の大きさを認識することは少ないかもしれません。
デジタルネイティブ世代の人からは笑われてしまいそうですが、私が大学を出て出版社に就職したころは、まだパソコンというものが一般的ではなく、原稿を「ワープロ専用機」で書いていました。
その原稿も「フロッピーディスク(!)」でやり取りしており、今のようにネット回線でデータを瞬時に送る、などということはまだ一般的ではありませんでした。
それからまだ20年あまりしか(笑)経っていないのに、時代の変化というのはすごいものです。
インターネットにパソコン、スマホといったデジタル環境の進化は日常生活を想像もできなかったほど便利にしましたが、それらはビジネスのあり方も一新してしまいました。
その最大のメリットは、それまでビジネスに必要だった様々なコストを劇的に圧縮してくれたということでしょう。
たとえば、私は複数のウェブサイトを運営し、それをビジネス拠点として売上をあげていますが、その運営コストは年間でも2万円程度しかかかっていません。
もし実店舗や事務所をいくつも構えていたら、年間数百万円もの家賃が必要になるでしょう。
また、このサイトを含む運営サイトでは毎月数多くのアクセスを集めていますが、その集客コストは「ゼロ」です。
インターネットが無い時代に同じ数の「見込客」を集めようと思ったら、大変な広告料がかかっていたことでしょう。
そして、様々なデジタルツールが作業を自動化し、労力を減らしてくれています。
インターネットは、私を含めた資本の少ない小規模事業者にとってなくてはならないものなのです。
しかし、インターネットの世界が発展すればするほど、たくさんの事業者がそこに参入し、競争もどんどん激しくなっています。
その中で成果を得るためには、相応のインターネットスキルを持っている必要があります。
それについてはこのサイトでも可能な限り紹介していきたいと思っています。
(このサイトを読んでいる(おそらくは)サラリーマンの方の中には、私よりも高いスキルを持っている人がたくさんいると思いますので、「釈迦に説法」となってしまうかもしれませんが…)
ただし、私がここで言う「スキル」というのは、けっして「裏ワザ」的なものではありません。
そうしたものは、短期的には儲かるかもしれませんが、長期的にはけっしてプラスにはなりません。
長く着実にビジネスを継続するためのインターネットスキルを身につけ、実践することが必要です。
インターネットだけじゃない
上述のように、小規模事業者がビジネスで成功するために、インターネットは不可欠なものです。
しかし、誤解しないで頂きたいのは、インターネットがすべてではない、ということです。
実はインターネットは、商品やサービスを買ってもらうのが最も難しい手段でもあります。
販売スタイルからすれば、インターネットよりも電話、電話よりも対面で販売する方が成約率は高くなります。
特に、商品やサービスの価格が高額になるほど、その違いは顕著になります。
ですから、インターネットだけですべてを完結させるよりも、アナログの要素を組み合わせた方が成果は大きくしやすいのです。
私はコンサルティング事業をインターネットだけで完結しているように思われるかもしれませんが、実は受講者のほとんどは私と電話でじっくり話すことで最終的に受講を決断されているのです。
また、今後は直接受講者とお会いするセミナーの機会を増やしていきたいと思っています。
あなたのビジネスにも、アナログ要素を盛り込むことを考えてみて下さい。