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ウリがわからず苦戦した日々から一転:Nさん(30代男性)の転職活動

Nさんの転職活動(30代男性/品質管理)

 

Nさんは食品素材メーカーに勤務し、工場で品質管理を担当していた30歳の男性でした。

 

その会社は業績不振のために近年は従業員の採用がほとんどなく、工場の現場では勤続8年になるNさんが最年少でした。

 

人員の不足のため、早朝から深夜まで長時間労働に加えて、恒常的な休日出勤によって月4日の休日も無いに等しく、おまけにまともに残業代も支給されていませんでした。

 

若くて体力には自信のあったNさんも、体がついに悲鳴を上げ、歩行が困難になるほどひどい腰痛に悩まされるようになったのです。

 

転職によって職場環境を変えざるを得ないと判断し、会社を退職したNさんでしたが、なかなか成果には結びつきませんでした。

 

Nさんは、

 

  • 勤めていた会社は零細企業
  • そこで8年間ずっと一番の下っ端
  • 役職経験も後輩を指導した経験もない

 

という自分のキャリアに悲観的で、書類にも自信のなさが表れていました。

 

しかし、ヒアリングを行っていくと、まったく違った面が見えてきました。

 

Nさんは後輩社員がいないだけでなく、上の世代にも空白があったために、早い段階から品質管理の現場の中心的役割を任されていました。

 

つまり、役職経験や指導経験の不足を補って余りある業務経験がNさんにはあったのです。

 

またNさんは与えられた業務をこなすだけでなく、多忙な中自主的に様々なデータを計測、分析しており、いくつもの品質の改善実績を挙げていました。

 

Nさんほど品質管理に精通している人材が現場にはいなかったため、自ずとNさんに業務が集中し、余計に負担がかかっていたということもわかりました。

 

聞けば聞くほど、製造の現場で高く評価されるべき人材であり、Nさんもまた「自分のことを自分でよくわかっていない」タイプだったのです。

 

自己PR文をメインに、上記のNさんのアピールポイントが素直に伝わる応募書類を作り上げると、けっして誇張ではなく、「毎日のように面接」が入るようになりました。

 

Nさんには面接が苦手というウィークポイントがありましたが、場数を踏むうちにそれも改善し、希望通りの会社から内定を無事得ることができたのでした。

Nさんから頂いた感想

和多田 様

 

 この度は、自己PR文の書き方から直接指導による面接対策まで徹底的にお世話していただき、無事、条件が合う会社から内定を頂くことができました。和多田さんと出会うことができたことに心から感謝いたしております。

 

 休日が少ない上、残業代など減額され続けており、体調も崩しがちになっていたため、現在日本が大不況の中におかれていることは承知しておりましたが、私はまだ若いので大丈夫だろうと勝手に思い込み、前職を5月末に退職いたしました。

 

 退職後、しばらくは休養し、盆明けから本格的に活動を開始しました。すぐに内定が1件出ましたが、休日数が極端に少ないということで条件が合わず、他はことごとく不採用でうまくいきませんでした。

 

 そんな中、転職塾の案内を見つけ、年齢に関係なくどなたでもと書いてあったのですぐ自己PR文の添削を申し込みました。

 

 とりあえず自己流でPR文を書き、添削して頂きました。しかし、すみからすみまでとことん直され、このままの書類で応募していてもうまくいかないだろうと判断し、年末までに就職を決めることを目標として、直接指導を申し込み、9月の大型連休中に実施して頂きました。

 

 なかなかこれはといったPRポイントがなかった私ですが、職務経歴書の下書きや、過去に使ったものなど徹底的にチェックして頂き、無事、PRポイントをまとめることができました。1か月ほどかかって、書類の仕上げと、人材紹介会社の手続き済ませました。

 

 人材紹介会社はあっさり断られるところの方が多く、実際に会って面談できたところは4社止まりでした。

 

 完璧に仕上がった書類で応募していくと、すぐに面接の連絡が入り、少ない応募数でもうまくいきそうな気がしました。ところが応募開始から3週間でことごとく全敗してしまいました。

 

 もう一度、指導の基本に立ち返り、翌週は22件書類応募しました。いまいち気が進まない会社でも、訓練を兼ねた面接と考え、ほぼ毎日面接に出かけ、現自宅から通勤でき、休日、給料など条件面でも納得できる会社から内定を頂くことができました。

 

 何度も面接を受け、うまくいかなかった点を次回の面接で必ず活かすこと。この繰り返しのサイクルをつくり、第一希望の本番の面接のときには、はっきりした受け答えができるように自然になっていました。

 

 面接に全敗したとき、和多田さんには、

 

『これだけの面接数をこなしている人は他にはいないからそのうちにうまくいくと思います。頑張って毎日面接してください。』

 

 と言われ、励まされたことは忘れられません。

 

 とにかく、応募しないことには何も始まりません。面接してみて
その会社と合わなかったり、あるいは忙しくて時間の都合がつかなければ辞退すればよいだけの話です。とにかくたくさんの求人を見つけ出すことが大切かと思いました。


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