30代の方の応募の取り組み方
人材紹介会社が試金石
一通りの経験も積み、油の乗った30代の人材は、人材紹介会社にとっても積極的にサポートしたい対象です。
あなたもぜひ積極的にアプローチをしていきましょう。
人材紹介会社を活用する直接的な目的は「求人案件の紹介を受ける」ことですが、見落とせないメリットの１つに、「転職市場における自分のキャリア評価が得られる」ということがあります。
30代になり、それなりの経験・実績を積んだつもりでも、そのキャリアがどれだけ転職市場で評価されるのか、自分ではなかなかわからないものです。
人材紹介会社は、自社のビジネスのために、求職者の「商品価値」をシビアに見極めますので、人材紹介会社からどのような対応を受けるかによって、自分の評価を肌で感じることができるのです。
ただし、人材紹介会社を有効に活用するためには、アプローチの前に必要な準備作業を行なっておくことが大切です。
応募書類でも口頭でも、自分のキャリア説明やアピールがしっかりできるように準備してから面談に臨みましょう。
さもなければ、正当な評価を受けることができませんし、「商品価値がない」と見限られることにもなりかねません。
企業の面接と同じと考え、全力で面談に臨んで下さい。
幸いにして人材紹介会社からサポートを受けることができたなら、転職成功の可能性は飛躍的に高まります。
数社の人材紹介会社を開拓し、コンスタントに求人案件の紹介を受けられる体制を作ることができれば、それだけで希望の転職先を得られる可能性は十分にあります。
残念ながら「商品価値」が認められず、サポートを受けられない場合は、それを前提に転職活動を行っていくしかありません。
いずれであっても、自分の市場評価を知ることは不可欠であり、また早い方が良いのです。
直接応募でチャンスをつかみ取る
全国には様々な規模や特徴を持った人材紹介会社がたくさんありますから、めげずにチャレンジしていけば、その中からサポートしてくれる人材紹介会社が出てくる可能性はあります。
しかし、万全の準備をした上で５社、10社とチャレンジしてもダメなら、人材紹介会社に見切りをつけて他の応募方法を採るしかありません。
人材紹介会社を使う会社は転職市場全体ではほんの一握りであり、世の中にはそれ以外にもたくさんの求人企業があります。
人材紹介会社以外に求人を紹介してくれるところとしては、ご存知のハローワークがあります。
ハローワークの場合は民間の人材紹介会社と違って、求職者なら必ず受け付けてくれますし、膨大な求人案件を持っていますので、転職に苦労している人にはありがたい存在です。
ただ、人材紹介会社のような手厚いサポートが得られるわけではありませんし、一般論として求人案件の質は高いとは言えないことも事実です。
ハローワークだけに留まらず、求人サイトなどで自力で求人案件を探しての応募活動（直接応募）も並行して積極的に行いましょう。
応募先探しは手間ではありますが、30代のあなたなら、このサイトで紹介している求人開拓の知識を活用すれば、希望に合った求人を数多く見つけることができるでしょう。
ある程度の数の応募を行なってもなかなか良い反応が得られない場合は、郵送での応募にトライされることをお勧めします。
自己ＰＲ文を含めてあなたの魅力的な応募書類をそのままの形で届けることで、反応を改善できる可能性が高くなるでしょう。
こうした直接応募は、人材紹介会社のサポートが受けられる方にももちろんお勧めです。
人材紹介会社に評価される人材であれば、直接応募に対する企業の反応も期待できますから、直接応募を並行して行うことでより多くの選択肢を得ることができるでしょう。
